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降水確率とは、定義で言えば、一定の時間内に1mm以上の雨または雪が降る確率です。しかし、こんなものに意味があるのでしょうか?
雨とは、確率でふるものではありません。降るか、降らないかのゼロイチであって、予報は「降水あり」「降水なし」などとしてもらい、その予報に対する自信のほど、確からしさを「確率」で示した方が良いのではないでしょうか。
なぜなら、科学の進歩と共に予報の精度とは上がっていくはずで、そうでなければいけないからです。
では、「降水確率40%」との予報を出した日を100日ピックアップして、そのうち40日は実際に雨が降って、60日は雨が降っていなければ、「予報は正確」なのでしょうか?
そんなことなら、1年のうち120日雨が降る地方では、常に「30%」と言っていればいいわけですから、進歩がありません。
予報の精度が上がるにつれ、「100%」「0%」
という予報が増えていくべきなのです。この最終形は、「降る」「降らない」の2拓で、その科学的根拠の強さから、「予報精度」としての確率値を付記する、というのが良いのではないでしょうか。
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