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会社や職場の廊下で、他の社員とすれちがったときの挨拶
小さな職場ですとあまり問題にはなりませんが、何十人・何百人もいるような大きな職場だったり、部屋がいくつもあるようなビルになると、ちょっとトイレに行くにも廊下に出る必要があります。トイレに行ったりするときに廊下を歩くと、他の社員(職員)とすれ違うこともしばしばです。こんなとき、挨拶はどうしますか。
これが、案外難しいのです。時間が午前中で、その日その社員と会ったのが1回目なら、「おはよう」か「おはようございます」で良いので、ラクです。
しかし、さっきも会った社員だとすると、今さら「おはようございます」はおかしいですね。また、その日にまだ1回も会っていなくても、「こんにちは」は、これまた滑稽です。他人行儀というか、脳天気というか。
こういったときに、自分が目下であれば、「おつかれさまです」と言えば、大体OKです。困るのは、自分が目上の場合です。この場合、目下の人の方から「おつかれさまです」と言ってくれないと、自分から「おつかれ」といきなり言うのも、あまりスマートではありません。
ですから、職場ですれ違ったら、必ず、目下の方から挨拶せねばなりません。
時に、人は「会いグセ」がついてしまい、
不思議と同じ人と一日に何回もすれ違ったり、同じ人とやたらとすれ違う時期があったりするものです。この場合は、もうお互い照れくさくて、「また会っちゃった」みたいな感じになり気まずいものです。
すれ違ったからといって挨拶をしなければいけないというのもまた、奇妙な強迫観念かも知れません。同じ職場にいるんだからすれ違ったりするのは当然だし、人とすれ違うたびに挨拶していてはキリがないではありませんか。外ですれ違ったのならともかく、社内ですれ違うのは家の中で家族とすれ違うのと同様のことですから、すましてそのままやり過ごせば良いのかも知れません。
すれ違ったときは、相手も同じく気まずいと思っているのです。その気まずさを取り除いてあげることさえできれば、挨拶はあってもなくても、目で合図でも、わざと目をそらすのでも、良いでしょう。実際問題として、同僚や後輩ならそれで問題ないですし、気をつけるのは相手が重役の時と直属の上司の場合ぐらいでしょう。
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