「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
ぶりかまは、ブリの「カマ」の部分、頭に近い部分で、ブリ1匹につき2つ取れます。本来は稀少部位なのですが、どちらかというと、切り身を取った後の「廃品」扱いで、切り身本体よりも安く売られていることが多いのが実状です。こともあろうか、ぶり大根用の「あら」として一緒くたにクズ部位と混ぜて売られていることもある始末です。しかし、カマの部分は脂身が多く、知る人ぞ知るおいしい部位。言う人に言わせれば、ブリはカマが一番美味しくて、他の切り身は廃品のようなものだといいます。
マグロでも、カマの部分は「かまとろ」と呼んでトロに準ずる扱いをすることもありますから、この部分は脂が乗りやすく美味しい部位なのです。
そんなブリカマは、煮付けたり照り焼きなどにするよりも、塩焼きが一番合います。両面(皮の方も)に、塩をしっかりとかけます。塩で全体が覆われるぐらいにかけると良いでしょう。
グリルで焼く場合には、まず皮を上にして弱火で10分ぐらい焼き、ひっくり返して10分ぐらい焼きます。もっと長時間焼いても良いくらいです。大きいものだと、20分では火が通りきらないこともあるので注意が必要です。
塩焼きにしても、食べるときには、ぜひ、醤油をかけて食べたいものです。
また、大根おろしが異常に良く合います。カマ1つでも、そのなかの部分によって、脂の乗り方も歯ごたえもまるで違ってきます。
は編集部のオススメ記事です。