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自動ドアといえばかつては、ドアの前に敷かれたマット状のものを踏むと、センサーが作動して、ドアが開くものが主流でした。しかし、現代ではそのような仕組みのものは滅多にお目にかかれなくなりました。
主流は、赤外線センサーで人が近づいたのを感知して開くタイプですが、これは、入ろうとしたわけではない人でも近づくと開いてしまうため、例えば人の往来の激しい道路に面した商店などでは使えません。道を歩いている人に反応して開いてしまうからです。
こういった場合、「ここを押して下さい」というタイプの、押して明ける自動ドアが多いのですが、中には、どう見てもボタンには見えない赤い●などがあり、「軽く触れて下さい」と書いてあるものがあります。
これは、ボタン自体は飾りに過ぎず、その周囲に手をかざすだけで
開くようなセンサーが上に設置されています。ですから、触る必要はないのです。ドアノブは細菌だらけでカゼやウイルスの感染経路になっていることが知られていますから、触らずに開けられるこのタイプの自動ドアの方が、人に優しいですね。「触らずに手をかざせば開きます」と書いてくれればなお、良いのですが。
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