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子無し夫婦、「こどもの日」が辛く悲しい

 
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 子供を望んでいたにも関わらず、子宝に恵まれなかった、不妊の「子無し夫婦」。彼らにとって、5月5日は、ひときわ淋しく、心が傷つく日です。また、男児が欲しかったのに娘しか生まれなかった夫婦にとっても同様ですね。

 こどもの日が近付くと、家の外の誰からも見える場所に「鯉のぼり」を飾る習慣があります。このせいで、こどもの日にはイヤでも気づかされてしまいます。しかも、何日も前から。これが、ひな祭だと、ひな人形は家の中に飾るので、関係のない人には見えません。

 さらに、ひな祭と違って、こどもの日は祝日になっています。そのような関係もあって、どうしても「スルー」できず、否応でも気づいてしまうのが「こどもの日」なのです。

 考えてみれば、鯉のぼりというのは、お父さん鯉・お母さん鯉に、
子供の鯉がセットになっていますから、その様子だけでも十分に、不妊の夫婦を傷つけるものであるとも言えます。もしかすると、立派な鯉のぼりをかざっているお宅は、無神経なのかも知れません。

 日本の季節行事には、残酷なものがいくつもあります。そのような観点から、行事についてあれこれと考えてみるのも、意外に面白いかも知れませんね。

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