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「年賀状は不幸の手紙」怯える不妊の子なし夫婦

 
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 女性の晩婚化にともない、不妊に悩む夫婦は増えていると言います。そんな夫婦たちにとって、元旦から縁起の悪いものと怯えているのが、年賀状の存在です。

 年賀状といえば、結婚後の人にとっては、子どもの様子を写真入りで伝える格好の道具です。これは全て、不妊の夫婦からすれば自慢にしか見えません。「妊娠しました」「出産しました」「二人目ができました」等に始まり、七五三の写真や、「小学校に上がりました」等。熟年になっても、「娘が結婚しました」「孫がまた増えました」など要らない報告のオンパレードです。

 これでは、不妊の夫婦からすれば、正月から気が滅入ってしまいますね。

 こういうこともあって、不妊の人たちは、元旦には年賀状のチェックをしない傾向があるともいいます。年明けからそんなものを見て気分が沈むのもイヤですから、正月が終わる頃にまとめてチェックし、返事を書く。そんな感じなので、子無しの友人に送った年賀状は、すぐに返事が返ってこなくても仕方のないことです。思いやりの心を持って、気長に待ってあげましょう。

 そもそも年賀状を、「仕事関係」「友人向け」などと作り分けている人も多いようです。子ども自慢を含んだものと、
「子無し向け」のあっさりしたものも分けて作成する方が良いのかも知れません。その場合、当然、家族連名も控える方が良いでしょう。

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