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因縁の2つの幹線道路 [青山通りと六本木通りのあくなき戦い④]

 
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 同じ渋谷から都心へ至る道路、それも1~2kmしかはなれていません。ライバル関係になってしまうのも当然といえます。

 六本木通りの方はうえに高速が走っているので都会的といえますが、その反面日光をさえぎってしまい暗いという欠点ももたらしています。しかしそれでも沿道の住民たちは東名高速につながるこの首都高速3号線を誇りに思っているのです。

 それにくらべて青山通りは「246」の名称こそあれ、高速はもはやついていません。しかし、地下鉄が走っています。それも日本最初の地下鉄銀座線と、半蔵門線が走っているのです。青山通りの渋谷-赤坂見附間は2つの地下鉄がはしっているのです。六本木通り側にしてみれば渋谷起点の地下鉄が2本とも青山通りに逃げてしまっているのですから耐え難い屈辱です。それでも交通量の多い六本木通りのことですから、渋谷からラッシュ時には実に1時間40本ものバスがアークヒルズや新橋方面へと走っています。

 こう見てみると、六本木通りは「うす暗い」「地下鉄がない」という2つの致命的な欠陥を備えています。
しかし六本木のような大繁華街は青山通りにはありませんし、アークヒルズのような国際色ゆたかなビジネス街がある点でも六本木通りには一歩ゆずります。とはいえやはり現時点では、どうも国道である青山通りがひとつリードしている気もします。六本木通りは地下に鉄道が通してまきかえしをはかることが期待されます。

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