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 都営大江戸線や営団南北線の開通によって、東京にはもはや陸の孤島はなくなったとささやかれますが、そんなことはありません。鉄道空白地帯だけではなく、鉄道が通っていてもなお陸の孤島である地域もあります。

 JR京葉線といえば、葛西臨海公園やディズニーランドのある舞浜、モーターショーの海浜幕張などを通るレジャー路線の印象が強いですが、東京から3つめの「潮見」という駅は、なかなか不便です。何しろ、日中には、電車が1時間に4本しかありません。

 4本もあれば十分というのは、田舎の考え方で、潮見ほど都心から近くてこの便数しかないというのは、ほぼ、「ないも同然」です。時刻表を確認してから駅に向かわねばならないレベルで、もはや都会とは呼べませんね。

 となりの越中島も同様ですが、こちらは門前仲町など他路線の駅まで徒歩で行けますから、陸の孤島とは呼べません。もっとも、潮見も越中島も、陸の孤島どころか本当に「島」ですが。

 ちなみに、潮見駅の近くにある内田洋行ビルは、
かつて人気ドラマ「踊る大捜査線」の「湾岸警察署」のビルとして、外見もロビーもドラマの撮影に利用されたものです。湾岸署は、お台場ではなく、こんな地味な立地にあったのですね。

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