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玉川と多摩川の違い。実は同じ川?

 
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 東京と神奈川の県境を流れている大きな川と言えば、言わずと知れた多摩川です。地図を見ても、多摩川と表記されていますね。でも、「玉川」という綴り方も、あちこちにあります。「二子玉川」「新玉川線(現在は田園都市線)」「玉川上水」など。「玉堤」これらの「玉川」は、「多摩川」とは、違う川なのでしょうか?

 実は、このように同じ地名に対して感じが幾通りかあてられている例は、珍しくありません。
地名とは、自然発生的なものですから、昔は、読み方こそ大事で、その後に、字があてられてきた歴史があります。ですから、幾通りも字があてられそうな場合は、いくつもの表記ができてもおかしくないのですね。

 それでは困りますから、明治時代に、表記の統一が行われるようになりました。多摩川については、河川は多摩川を正式な表記とし、定着していたいくつかの地名は、玉の字を用いるようになりました。

 でも、多摩川は、画数が多くて書きにくい。いっそのこと、玉川に統一してくれたら、楽でしたね。

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