赤というのは、やたらと派手で、品のない色です。中国では赤や金などの派手な色が好まれ、この配色は中華街を連想させますね。しかし、日本は奥ゆかしい文化の国なので、朱色はともかく、赤色はあまり好まれない傾向があるでしょう。

　それでも、やたらと赤い服を着たがる人がいます。赤い服は、２着持っていれば多い方で、３着以上持っていたら多すぎです。赤い服を好む人たちは、一体どういう性格なのでしょうか？

　こういった人たちは、赤は派手で目立ち明るい色だから、自分も目立つと短絡的に考えています。しかし、目立っているのは服そのものです。顔はたいてい、赤のインパクトに負けてしまいます。また、こういう人たちは、赤の持つ独特の下品さに対して無頓着であるとも言えます。一言で言ってしまえば、オシャレは好きだがセンスが悪い、ということです。そんな赤をまとった彼女には、ぜひ服装を褒めてあげましょう、きっと喜びますよ。

　一方で、男性にとっては赤は、「赤レンジャー」に代表されるようにリーダーの色でもあります。赤いズボンやソックス、 カッターシャツなどは論外ですが、帽子（キャップ）や、Ｔシャツでの赤は、何ら違和感はありません。