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バリウム検査・胃レントゲンのリスク 過去には死亡事故も

 
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 読売新聞のサイトの記事によりますと、滋賀県東近江市の胃がん検診で、57歳の女性がバリウムを飲んだ後のエックス線検査中に気分不良を訴えて入院、死亡したとのことです。

 バリウムを飲んでの胃のレントゲン撮影は、私たちが日常で受けうる検査の中でも最も苦しいものの一つで、それだけではなく、エックス線の被曝量も桁違いに多く、あまり良い検査ではありません。内視鏡では分かるような病変も、見のがす可能性が高く、よほどの事情がなければ受けないに越したことはないということが分かります。

 そういった事情を踏まえて、今回の死亡事故は、誠に残念ですね。

 このケースでは、死因は3つ考えられるでしょう。

 まずひとつは、検査とは直接関係ない死因
、例えば持病などによるもの。

 次に、バリウムが体に影響を及ぼしたとする説。そして3つめは、放射線被曝によるものです。放射線の影響がこれほど早く出るとは通常は考えにくいので、バリウムが怪しいと言うことになるかも知れません。そもそも、いくら体に無害と言っても、コップ一杯、かなりの量の「異物」を飲みますから、体にいいわけはないです。その上お腹を機械でまさぐられ、圧迫され、回転させられる。体の負担は相当なものと考えられます。

 したがって、不要なバリウム検査は受けずに、がんが気になる人は内視鏡を受けるようにしていくと良いですね。

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