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>> どうして私だけ子供ができないの?
>> 不妊で子供をあきらめたら、心が晴れることは一生ない
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 不妊というのは、病気・ケガ・死別などのように突如として襲ってくる不幸とは違いますが、それでも大変に辛いものです。不妊に悩み、妊娠をあきらめた人たちの多くは、心に闇を抱えています。そして、多くは自分自身もその心の闇に気がついていて、苦しんでいるのです。

1)他人の妊娠・出産を喜べない

 ある意味当然なのですが、喜べないどころか、いつ妊娠・出産の報告や噂が耳に入って自分が傷つくことになるかと、怯えています。しかし、表面的には、祝うような言葉や表情をする必要があり、その縁起のたびに、心が疲れていきます。

2)他人の幸せを願えない

 人の幸せを喜び、人の不幸を悲しむことができるのは、自分自身が一定レベルの幸せを感じているときなのではないでしょうか。

3)子どもが嫌い

 テレビに出てくる子役から、電車の中にいる見知らぬ子ども、親戚の子どもまでが、疎い存在になってきます。

4)狭量で卑屈になる

 自分自身が傷つかないように守るため、行動や性格が様々な面で狭量になってきます。そして、そんな自分に嫌気がさしています。自分は負け組だと思って、卑屈になっています。

5)子どもさえ授かっていたら、明るく生きられた

 将来当然、子を持つ親になると思っていた頃の自分と、現在の自分を比較して、恨めしく思うのです。

 心の闇を解決する方法は、残念ながらありません。自分自身が
「子どもなんかいらない、いなくて良かった」と心から思えるように変化できれば別ですが、多くの場合は、ますます欲しくなる一方なのです。

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