上野動物園は、今でも大変人気のスポットで、場所も便利なことから、多くの客でにぎわっています。都心にあることから狭い動物園を想像してしまいがちですが、そんなことはありません。そもそも、上野の山といわれる上野公園一帯は広大な敷地があり、西洋庭園や、多くの美術館・博物館がある様子は、およそ、東京にいるときの距離感を狂わせてしまうほどです。

　では、上野動物園はどのぐらいで見て回れるのでしょうか。まず言えるのは、一日かけて遊ぶのに十分なだけの充実振りだということです。西園と東園に分かれていますが、どちらもそれだけで立派な感じです。人が多いため、ややせせこましい感じはあるかもしれませんが、動物の種類や数も多く、展示方法も工夫を凝らしています。

　また、園内には数多くの飲食施設があり、生ビール も飲めます。家族連れなら、お父さんは昼食時とおやつ時にビールを飲むことができますので、休憩を繰り返しながらゆっくり見るとよいでしょう。

　早足で短時間で見たい、という人は、本当に歩きぬけるだけであれば、１時間ぐらいで可能です。逆に言うと、一筆書きで歩くだけでも、早足で、そのぐらいはかかります。興味深い動物たちを見ながらであることを考えると、少なくとも半日、できれば午前中から行って、３時４時ぐらいまではいるつもりで行きたいものですね。