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小規模な渋谷の地下道・地下街、整備計画はないのか?

 
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 東京駅には八重洲地下街、新宿にはサブナード地下街、横浜駅にはポルタ・ダイヤモンドなどの地下街が整備されていますが、渋谷の地下街「しぶちか」はそれらに比べて小規模なものになっています。それでも一応、開業当時としては全国でも大きなものでしたが、大型地下街が当たり前になった今、渋谷地下街は地下街としての体を成していないといっても過言ではありません。

 また、地下通路も渋谷では全般的に発達していません。東京メトロ副都心線が開業して多少広がったものの、街の規模に比べたらだいぶ小規模で、目的施設まで地下だけで行かれるところは限られています。東急本店はおろか、駅に近い西武百貨店や東急プラザさえ地下で行かれないのは、かなり不便と言えます。

 これには、渋谷駅付近では渋谷川と宇田川が地下を流れていて、連続した地下空間を確保して地下スペースを拡大しにくい事情があるようです。また、戦時中の名残の地下通路があって邪魔をしているといった説もあります。

 東京都心では、大手町から日比谷・東銀座まで歩いて行かれる広大な地下迷宮が張り巡らされています。新宿駅も地下通路が発達していますが、特に丸ノ内線の上部空間に設けられた「メトロプロムナード」は、伊勢丹や三越、マルイ、紀伊国屋、中村屋、スタジオアルタなどの数多くの商業施設と直結しており、東口から西口に抜けて小田急デパートやハルクにも直結するなど、地上の新宿通り以上に便利な通路となっています。

 渋谷駅でも、副都心線の開業に合わせて東京メトロが、
明治通り地下に眺めの地下通路を掘り、商業施設に転用できる準備をしているという説があります。しかし、渋谷エリアで駅直結が望まれるのは、ハチ公側の方です。西武百貨店が直結しないのは、駅を管理する東急電鉄が、西武系商業施設に客が流れないようにするためとも言われますが、実際はどうなのでしょうか。

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