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就活生や新社会人ほど、そして自分を「デキる」と思っている若者ほど、日本経済新聞を読む傾向にあります。日経新聞の紙面では、「らいふぷらす」その他の欄において、ビジネスマナーや、言葉の使い方、メールの書き方、服装などを指南・解説するようなコラム記事がよく掲載されています。中には「○○の断り方」なんていうのも。
これらを読むにつけ、「うぶな若者が、真に受けたらどうするのだろう?」と心配になりますね。
マナーや常識というのは、みんながつくるもので、新聞社が作るものではありません。しかし、記事の中には、世の中に定着しているとは思えない、貴社の思い込みが主義主張のようなものが、たくさん混ざっています。
第一、「ビジネスメールの書き方」など決まっていません。礼儀を尽くし、相手を不快にさせず、用件が伝わるようにすればそれで良いのです。したがって、十人十色であり、百人いれば百とおりのメールの書き方がある、というものです。
日経新聞のマナー記事を真に受けて、
新社会人が紋切り型のビジネスマンばかりになっていくのは大変悲しいことです。服装も、コミュニケーションの取り方も、自分で考えて組み立てていくことができる、本当の意味の大人になりたいものです。
は編集部のオススメ記事です。