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もはや、儲けるどころか「損しないこと」が目標になる [間違いだらけの株式投資]

 
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 「環境への過剰適応」
 堺屋太一が、「組織の死に至る病」の一つとして挙げているものです。負け組の株式投資は、正にそういう一面があります。
ここ数年の不景気、暴落に次ぐ暴落、すさまじい株安で、
もう「株は下がるものだ」と体と心が覚えちゃってる。

「長期的に見れば株は下がるもの」
もう、そういう前提で行動するように適応しちゃったんだよね。

だから、そこまで慎重になる必要はないのに、
買えないんだよ、株が。

株を買ったら、下がる。20万円ソンする。

株を買ったら、下がる。20万円ソンする。

株を買ったら、下がる。20万円ソンする。

もう、3年間、その繰り返しだった。
だから、本当に買っておけばいいときに、買えない。

トクすることよりも、「ソンしないこと」を目指すようになっちゃってるんだよね。

儲けるためにやっている株なのに、バカみたい。
こうやって、上昇相場に乗れない。

で、慎重に、慎重に吟味して、やっと「これなら安心して買えるだろう」
そう確信したときには、既に高値をつかむことになっちゃうんだ。

それで、下がる。

だから、また「株は下がるもの」という神話が
自分の中で一層強固なものになる。
 波に乗れない人の思考回路は、つねに高値を掴み、
安値で売るの繰り返しになり、それを繰り返すので、ますます、その思考回路が定着してしまいます。何のために株をやっているのか、分かりませんね。

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