笑っていいともの打ち切りネタがこれほどまでにささやかれる理由の一つは、やはり、毎日生放送の帯番組で、高齢のタモリには身体的にキツイのではないかということが容易に見て取れるからでしょう。特に、テレフォンショッキングは台本無しの生放送トークということで、相手はつっけんどんな俳優だったりすることも多く、タモリの苦労は並大抵のものではないはず。お笑い芸人相手にいじっていれば番組が回るのは「コーナー」だけで、テレフォンショッキングは正に重労働と言えるでしょう。
そしてまた、笑っていいとも!の視聴率が低迷しているという事実が、この噂を後押しするわけです。しかし、昼休みの1時間は、単純に視聴率だけで比べることはできないという事実があります。他局の情報番組は、購買力の低い専業主婦が家で一人で見ているケースが多いのに対し、社員食堂でかかっているのはだいたい、笑っていいともか、NHK。つまり、社員食堂であれば、1台のテレビを大勢の人が見ていて、しかも、みんな給与所得者で購買力がありますから、ごろ寝してみている主婦相手の視聴率1%とでは、視聴率1%の重みが全く違うわけです。
こんなおいしい番組を、フジテレビがそうそう終わらすわけはありませんから、タモリにはまだまだ頑張ってもらって、お茶の間もとい社食を賑わせてもらいたいといったところですね。
特 報
2013年10月22日の「笑っていいとも!」で、番組終了間際(いいとも選手権の後)に、
特別ゲストとして火曜なのに木曜レギュラーの鶴瓶がやってきて「いいとも終わるってほんま?」と突然タモリにききました。この流れで、来年3月を以て終了することがタモリの口からサラッと告げられました。タモリさん、長年にわたりお疲れさまでした。