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ヘアカラーで禿げる? カラーリング薄毛促進説の検証

 
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 ヘアカラーに使うカラーリング剤が刺激が強く頭皮に負担になるのは事実です。一つには、過酸化水素による刺激。そして、酸化還元反応による刺激と、金属成分によるアレルギーが考えられましょう。

 では、カラーリングは頭皮を傷め、将来の薄毛の遠因になったり、脱毛・薄毛を進行させるものなのでしょうか?

 この、「ヘアカラーでハゲる」という情報は、ネットで検索するとイヤになるほど出てきますし、都市伝説よろしく、人からも聞きます。一方で、ヘアサロンや染毛剤メーカーなどの情報としては、ほぼ出てきません。

 この問題を詳しく調べると分かるのですが、「カラーで禿げる」説を掲げている多くのウェブページ(美容室のページを含む)は、結局は、ヘナのカラー剤を勧めたいだけだということです。

 また、「若い頃からカラーをしていて薄毛になった」という証言
の数々は、カラーをしていなかったら薄毛にならなかったかどうかの検証ができないので、殆ど無意味です。要するに、ハゲ遺伝子を持っている人なら、カラーをしようがしまいが禿げるからです。

 こういったことは、たくさんのサンプルを取って、カラーをした人しない人で、統計的に有意な差と認められるほど禿げる率が違うと認められることが必要です。数人の「カラーで禿げた」という体験談は何の意味も持たないということを、記しておきます。

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