楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 思い込みハゲで悩む人急増。気のせい?人は教えてくれない
>> ラーメン屋のアルバイト 熱いの苦手な人は要注意

薄毛治療・育毛には、男性ホルモンを補充すべし!?

 
スポンサーリンク
 近年、AGA(男性型脱毛症)と呼ばれる薄毛に関するメカニズムが次第に明らかになってきています。男性ホルモンであるテストステロンが、還元酵素5αリダクターゼによって悪玉と呼ばれる男性ホルモン・ジヒドロテストステロン(DHT)に変換され、それが毛根に作用してアポトーシス(細胞自殺)を起こして脱毛することが分かっています。これは、薄毛治療に励む男性には、もはや常識となっています。

 そこで、5αリダクターゼの作用を阻害して、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されることを防ぐため、フィナステリド(プロペシア等)の服用が有効とされ、爆笑問題の出演する意味不明の「AGA」というテレビコマーシャルも実質的にこのフィナステリドの宣伝であると言えます。

 しかし、フィナステリド(プロペシア等)は薬剤が高価で保険も利かないほか、初期脱毛・女性化乳房などの副作用が起こることがあるというもっぱらの噂で、手を出しにくいのも事実です。

 ところで、テストステロンがジヒドロテストステロンに変換されるのは、テストステロンの分泌が減ったのを補うためという指摘があります。より強力なジヒドロテストステロンにすることにより、加齢による男性ホルモンの減少を補うというわけです。

 ということは、テストステロンを補ってやれば、ジヒドロテストステロンが生成される量も減るのではないかと考えることもできるのです。

 男性ホルモンの補充は、男性更年期障害の治療で、外用薬(塗り薬)
などが広く処方されています。こういったもので薄毛が改善したという臨床結果の情報は見あたりませんが、試してみる価値はありそうです。

※科学的根拠に基づく仮説ではありません

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。