お泊まり会や修学旅行というと楽しい響きがありますが、合宿というと、厳しい響きがあります。特に、運動部や、スポーツ系の合宿ともなると、「しごき」が前提になりますから、行きたくないと思うのも当然です。いじめたりしごいたりする側は楽しいかも知れませんが、いじめられたりしごかれたりする側は、練習時間が終わったら家に帰ってプライベートな時間にしたいし、24時間1週間も一緒なんてうんざりですね。

　合宿を欠席する場合、変な負い目を抱いてはいけません。そういった罪悪感こそが、良くないのです。

　「合宿なんて、行くわけないじゃん……」という信念と意気込みが大切です。それがあなたから透けて見えれば、誰も、咎めないでしょう。逆に、仮病や口実を付けて合宿を断るのは良くありません。合宿は毎年あるのです。次回も変な理屈を付けて合宿を欠席しても、周りからすればお見通しです。

　「合宿は疲れるし、嫌いです」とハッキリ言って、それで非難されるようであれば、 それが部活動であれ少年スポーツチームであれ、ろくな集団ではないので、退部・退会するべきでしょう。日本的同調圧力社会の縮図だからです。