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貧乏すぎて子どもを産めない……

 
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 かつては「貧乏人の子だくさん」などと言いましたが、現代ではその逆。貧乏すぎて、経済的理由から子どもを持つことを諦める夫婦が増えているというのです。

 しかし、それは当然です。自分が食べることもままならないのに、さらに子どもを抱えて生きていくというのでは無理がありすぎます。無責任というものです。

 ところが、この当たり前の判断に対して、理解を示してくれる人が少数派であることが、ひういう夫婦を苦しめているのです。

 特に、親や、義理の父母、そして既に子供のいる友人などが、「子どもはいいもんだよ」「子育てを経験してこそ一人前だよ」などと無責任に雑音を入れてきます。こういうアドバイスを気にしていても仕方がないので、聞き流すようにしなければいけません。何しろ、お金がなくて苦労し、惨めな思いをするのは自分と子どもなのです。

 貧乏というのは、残念ながら、たいていの場合は遺伝します。世帯年収300万円では、満足な子育てはできません。
年収500万円を確保できてから、出産を考えるべきでしょう。最近では社会情勢が悪く、若年層の非正規雇用の割合も増えて、この状態で「産めや増やせや」「若者は子どもを作れ」というのは無理があります。間違えても、貧乏人の子だくさんな友達に巻き込まれないようにしなければなりません。

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