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新築マンションの家具付きモデルルームは、買ってはいけない

 
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 大型マンションでは棟内モデルルームを備えていることが多いですが、これはモデルルームといいながらも現物のマンションの住戸なので、当然、最終的には売りに出します。その際、モデルルームとして使用していた時から置いてあった家具もつけて、少し割安で売り出すのが、この「家具付きモデルルーム使用住戸」です。

 この住戸は、果たしてお買い得なのでしょうか?

 まず、「家具」については、賛否両論あるでしょうが、業者側からすれば処分費を浮かすことが目的です。次に販売する物件では、その間取りや内装にあった家具を調達する方が良いので、使い回しはしたくないのです。

 モデルルームで使っている家具は、デザイン性を優先して機能性の良くないものが多く、部屋を広く見せるために小さく作られたベッドやデスク、逆に不必要に大きくて邪魔なソファセットなどが、モデルルーム家具の「あるある」ですね。

 部屋そのものは当然、多くの人が足を踏み入れていて汚れて痛んでいますし、すでにモデルルームとして利用したものなのですから、「新築」ではなく「中古」です。家具付きモデルルーム使用住戸は、中古マンションだと心得ましょう。

 同じマンションに住む人の多くが、モデルルームとして訪れたので、間取りも何もかもバレバレ。おまけに、モデルルームだったこともばれていて、安く買ったこともばれています。一方で、モデルルームにするくらいですから間取りタイプや眺望・陽当たりは同じマンションの中でも悪い方ではないはずです。

 これらを考慮に入れた上で、十分に割安になっているかどうかです。
中古同然なのですから、2割以上は安くなっていないと、お得感がありません。買うなら思いきり値切りたいものですね。

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