東急東横線の横浜駅はかつてから設備が脆弱で、利用者が多い割には、ホームは上り・下りの番線で2つのみ。しかし、以前はJR路線とならんでホームがあったため、利便性は高かったと言えます。 ところが、東横線の横浜~高島町~桜木町が廃線となり、新しくできた横浜高速鉄道みなとみらい線に直通するようになりました。みなとみらい線は地下鉄で、新しくできた路線なので、地下5階の非常に深いところにあります。位置はJRに隣接していますが、JRなどの横浜駅コンコースに出るのには、長いエスカレーターを何本も乗り継ぐ必要があり、お世辞にも便利とは言えません。おまけに、海が近い横浜で、津波や洪水の際には想像すると恐ろしいものがあります。 そのようなわけで、東横線から他路線へ乗り継ぐ にはかなり時間を見た方がよいでしょう。JR線、京急線では、最短でも5~6分、相鉄は10分ぐらい見ておきましょう。 東横線は、渋谷新駅も地下5Fに位置し、半蔵門線・田園都市線を除く他路線への乗り換えは極めて不便で時間がかかります。街の中心から中心へ、といったキャッチフレーズはどこへ行ったのでしょうか。せめて、海外の地下鉄のように、大型エレベーター数台で迅速に乗客を地上に運ぶことを考えた設計とするべきだったでしょう。