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読売新聞の記事によりますと、佐賀県武雄市の市立図書館が、図書館の貸し出し履歴をTSUTAYAの運営会社(CCC)に託して活用しようとしているそうです。
ネット通販やレンタルでは、購入履歴や貸し出し履歴を元に、「次のお勧め」のようにリコメンド機能に使われたりしています。また、それだけではなく、市場調査に利用するという利用者個人には還元されない勝手な使われ方もしていると思われますね。
この「あなたへのおすすめ」という機能は、便利な反面、うっとうしく、のぞき見趣味のようで気持ち悪いと思っていた方も多いはず。
しかし、
こうした履歴の活用は、図書館では長年、タブーとされてきたようです。それは、図書の貸し出し履歴は思想信条に関わる個人情報で、これまでは図書館では履歴をすぐに消す、こくりと国会図書館でも1ヶ月後に消す、ということが守られてきたそうです。
そう考えると、確かにそう。ただで借りてるのだからしょうがない、と思う人もいるかも知れませんが、税金で運営されているのですから、そうは行かないでしょう。公共の図書館が、TSUTAYAやなんかと同じになってしまうというのは、間違っているといわれても仕方ないのではないでしょうか。
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