積水ハウスのCMの曲のコード進行

　積水ハウスのCMソング（CM曲）が、いつの間にか始まっていて、耳に残りますね。この静かな曲調のメロディは、耳に心地よいですが、最後の最後で「なんだ、積水か」と思わせるところがポイントです。

　コード進行をCメジャーで表しますと、次のようになります。

                                             (Key In C Major)
|　C        | Em7     |  F      | C        | 
|  Dm7      | C       | D7      | Gsus4 G7 |
（以下、サビ）
|　C        | E7      | F       | E7       | ※CMで流れるのはこの行から
|  F  F#dim | C    A7 | Dm7 G7  | C       ||

　という具合に、E7から一回離れてまたE7に戻るというところが特徴的ですね。いずれにしても、トニックから３度のセブンスに行く流れは、外すことがないおいしい進行と言えますから、それをさらになぞる形です。さすが小林亜星ですね。

　14小節目は、細かいことを言えば C/G→F7→A7/E というようにベースラインを下降させるのがきれいでしょう。

　この曲は、1970年にCMソングとして誕生したそうで、その後、創立50周年を機に新しく50周年バージョンとしたものだということです。歌い手は村上ゆき、また、英語バージョンも用意されていて、ただならぬ気合いが感じられます。