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銀座の「ホテル西洋銀座」が、閉館すると言うことです。ビル売却に伴うものとのことですが、残念ですね。ホテル西洋銀座といえば、西武流通グループ(現・セゾングループ)の堤清二の肝いりで開業したホテルで、小規模ながら高品質なサービスを売りとしていました。
記事によりますと、今年4月の稼働率は80%。もちろん、大幅な値引、ダンピングして確保している稼働率の可能性はありますが、決して低くない稼働率ですから、勿体ないですね。しかし、ここ10年で東京にどれだけホテルが開業し、総客室数が増えたかと考えると、致し方ない面もあるでしょう。
むしろ気になるのは、
開業から26年で閉めるに当たって、最終的に初期投資を回収できているのかということです。回収できているなら、やった甲斐はあるでしょうが、ないのだとすると、東京の大型ホテルはここ26年でできたものが多いですから、まだまだ頑張らないと「作った甲斐があった」とは言えないということになってしまいます。
銀座・丸の内・日本橋地区は、ペニンシュラ、マンダリンオリエンタル、コンラッドなど続々と外資系高級ホテルが開業しています。その裏には、当然、それだけ減っていくものもなくては釣り合わないとも、考えられます。
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