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レバ刺しの提供禁止、牛レバ刺しファンが激怒

 
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 焼肉えびすやの食中毒事件は、ユッケ禁止から、牛レバ刺し禁止にまで発展しました。レバ刺しフリークは、2012年6月末日最後のレバ刺しが食べられる日に大挙して焼肉屋に行ったようですが、そもそも出血性大腸菌O157の問題が出る前から、レバ刺しは肝炎のリスクが非常に高い食べ物でした。肝臓だけに、肝炎ウイルスがいるのはとても自然です。人間でも人口の一定割合は肝炎ウイルスキャリア(保持者)ですから、仮に人肉のレバ刺しがあったとすれば、それを食べるのは相当なリスク。そう考えると、牛レバ刺しだって、けっこうなリスクがあることが分かりますね。

 しかし、肝炎の場合には、O157などの大腸菌と違って、症状が出たり発症するのはあとのことなので、「あの日あのときのレバ刺しが原因」と特定するのは難しい。そういうこともあって、レバ刺しが野放しになっていたのではないかという指摘はもっともです。リスクを考えるなら、食べない方がよいことは疑いがありません。

 そうはいっても、レバ刺しを食べてO-157に感染するリスク
は、非常に低いので、リスクを承知で食べる健康な成人にまで禁止する必要があるのかというのは、疑問ですね。同じく、アニサキスや腸炎ビブリオ、貝毒など、魚介類も多大なリスクを孕んでいます。牛レバ刺しのようなもので禁止にするくらいなら、いっそのこと、魚介類の生食も全て禁止し、刺身と寿司屋を廃業に追い込んだとしても仕方がないことかもしれません。要するに、レバ刺しとユッケだけを禁止にして、魚介を放置しているのは、ダブルスタンダードだといわれても仕方がないのかも知れません。

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