かつては牛丼専門店（吉野家など）の店員はほとんどが男性でしたが、最近では、女性の店員も増えてきました。背景には、華原朋美の「つゆだくが好き」発言などによる「女も牛丼一人で食べに行く」的な風潮を後押しする一種の流行があるとは思いますが、吉野家以外の牛丼チェーン店では、女性客の取り込みに躍起になっていろいろな工夫をこらしているようです。

　それにしても、牛丼屋で働いている女の人は、本当に、牛みたいな体格の人が多いです。色白で、丸々と太っていて、ホルスタインみたい……。現実にはホルスタインは太っていませんし、牛丼の牛肉になっている肉牛はホルスタインではないと思われますが、それでも、どうしても連想してしまいます。

　当然、一つには、牛丼屋で働こうというぐらいだから牛丼が好きな人が多く、女で牛丼が好物といったら、それは太っていて当然な感じがしますね。加えて、賄いの牛丼をしょっちゅう食べることでカロリーオーバーとなり、それも不規則な時間に食べることで、肥満を助長するのでしょう。

　しかし、それだけで説明がつくとも思えません。もしかすると、 牛丼屋は、お客さんに牛丼が美味しそうに見えるように、わざと牛っぽい、牛を連想させるような人を、積極的に採用している可能性もあります。水槽でピチピチの鯉が泳いでいれば、寿司ネタもそれを連想して美味しく感じるのと同じでしょう。