楽しく読めて役に立つ、オール書き下ろし記事でお送りする新しい事典
「なるほど事典」は、毎日早朝7時前から新着記事をリリース。通勤・通学のおともに、ぜひブックマークを!
>> 体外受精 採精日を控え、禁欲期間は何日がベスト?
>> 友人と張り合って子だくさん、後悔するバカ母たち

不妊治療のグチとストレス 誰に話せばよいのか?

 
スポンサーリンク
 不妊治療のつらさの一因に、このストレスを夫婦だけ、または、ともすると一人だけで抱え込むことになりがちだという一面が指摘されます。

 これは大変尤もなことで、たいていの場合、不妊は周囲の人にはどうでも良いことで、何もしてあげられないし、無責任に「きっとそのうち妊娠するよ」などという励まし方はできませんから、話しても極めて微妙な空気になってしまい、中には、露骨に話をそらそうとする人もいるわけです。

 しかし、こう言うときこそ、愚痴を聞いてあげるという姿勢は友人としては大切で、元気づけることはできなくてもただ聞いてあげるというのも、友人の役割としては大切でしょう。実際はそういう友人は少なく、従って、不妊に悩む患者は、それまでの友達もうしない独りぼっちになったかのような孤独感を味わうことになるわけです。

 現実には、合うたびに不妊治療のグチを言っていると、本当に人は離れていきます。これは、不妊に限ったことでなく、病気、介護、借金、何でもそうです。よって、愚痴を話してみて相手の出方を見て、本当の友達とそうでない利害関係の友達をより分けるのだと前向きに捉えるのは一つの方法です。

 そして、打開策としては、有料の
カウンセリング(できるだけ安価なもの)に言って、話すことです。カウンセラーは愚痴を聞くことが仕事と心得ていますので、安易に反対したり励ましたりはしません。こうして毒を吐くことで、次の周期の治療に向けてリフレッシュすることができるかも知れません。

スポンサーリンク
は編集部のオススメ記事です。