久しぶりの同窓生、それも大して仲良かったわけでもない人から突然連絡があると、だいたいその要件は、マルチ商法か宗教の勧誘、創価学会の投票依頼と相場が決まっています。 宗教の勧誘は、普通は一蹴するでしょうかあまり問題にはならないのですが、マルチ商法の場合には少々厄介ですね。なぜなら、彼らは決して、「マルチ商法だ」とは言わないからです。 「新しいビジネスの話がある」「仕事の相談がある」だなんていうのは、要注意です。しかし、まさかこの段階ではむげに断れませんから、「99%マルチ商法だ」と思っても、時間を割いて出向いていくことになります。 それを避けるために、「念のためだけど、マルチ商法やマルチまがい商法なら、お断りだよ」と言っても、無意味です。彼らは自分のビジネスはマルチ商法ではないという立場に立っているので、そこで引き下がるわけはないし、第一、すんなり勧誘できた実績なんてないのですから、少々手こずるのは既定路線なのです。 ですから、こう言うときは最初にきっぱりと 「悪いが忙しくて時間が取れない。とりあえず、資料か要件をメールで送って欲しい。会う時間を作るかどうかは、それから決めさせて欲しい」と言いましょう。 この時点で、「いや、万が一、マルチじゃなくて本当においしい商売の話だったら勿体ないな」なんて思って会ったりしないように。そう思ったのなら、マルチに騙される素養が十分あります。