ケーキやクッキーなど、菓子を作る趣味というのは、一般的な趣味ではありますが、周りからしたら迷惑な面があります。本人に、作る趣味と食べる趣味があって、本人が食べる量だけ作ればよいのですが、大抵、本人では食べきれない量を作ります。

　子供などは喜んで食べるかも知れませんが肥満の原因になりますし、通常、男性はあまり甘い物を好みませんから、「ケーキ焼いたの」とかいうだけの理由で大量に食べさせられるのは迷惑この上ありません。

　そもそも、食事のような必須品と違って、スイーツやデザートなどと呼ばれるものは嗜好品で、好きな人だけが食べればよいわけですから、パンを焼くのが趣味で、毎朝、朝食がパンになったというのならまだ我慢できますが、食事と別に「お菓子」ができるのは、食べたくない人からすれば迷惑です。

　ケーキは、形状によって、少量作ることができないため、女友達や奥様連中でも、日常的に、押し付け合いが見られます。これは、女性の人間関係にはとかく、「お菓子」に限らずありふれたことではあるかもしれませんが、消費のことを考えて作らねばならないことは言うまでもないでしょう。

　同様に、「そばを打つ」という男性の趣味も、 最終的に人に食わせなければならないという難点があります。こちらの方が、食事の代わりになるということが救いですね。また、趣味が高じてそば屋を開業するというのは、ケーキ屋の開業よりは一般的でしょう。