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学校とは1に勉学、2に恋愛の場であるのは今も昔も変わりません。そして、それは時に教師や職員をも巻き込んで展開されることがあります。そして、その際に圧倒的に多いのは、女子生徒が男性教員に恋をするというもので、事実、初恋の相手(片思い)が学校の先生であるという人の割合が高いことに驚かされます。
ドラマ「高校教師」に見られるような恋愛は別として、一般に女子が先生に恋をするのは、女という生き物が頼りがいがありかつ権力の座にある者に惚れるという、まだ人間が猿だった時代から持っている本能によるものです(ボス猿による雌の総取り)。教師は年令も立場もクラスの中で圧倒的ですから、当然ですね。
そしてこの問題がややこしいのは、そうした本能に基づく当然の恋心に対し、男性教師側は、恋愛としては特に興味はないものの、単に「若い女性」として見たときに、刹那的なやり捨ての関係としては、十分対象となり得てしまうことです。要するに、恋愛としては成立し得ないのに、恋心につけ込んで、頂くものだけ頂いてしまおうという出来心との葛藤が出てくるわけです。
当然、お互いに不幸ですから、まず教師側は、口止めは不可能で、いつか捨てられた女子生徒側は必ず暴露するものと肝に銘じなくてはなりません。しかし、告白を下手に断って、泣かれたり、登校拒否になったり、自殺でもされたら、それこそかないません。
対応方法としては、これはもうひたすら、「鈍感さ」を
演出するのが良いでしょう。いくら告白されても、それを告白とは気づかないふりをする。そして、逃げられないような告白をされたら、断らずに、「お前の気持ちは分かった。ありがとう」とだけ言って、返事をしないことです。どうしてもしつこい場合には、必ず上司に相談しておきましょう。何かあったときに、一人で責任をかぶらなくてすむようにするためです。そして、賢い生徒であれば、前述の、女生徒がなぜ教師に惚れるかの理由を説明してみるのも良いでしょう。
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