マクドナルドは、昔で言えば、決して「安い」というものではありませんでした。しかし、ひと頃前から、マック＝安いというイメージが定着するに至ります。それは、1990年代に「ハンバーガー100円」という期間限定のセールを行ったことによるでしょう。それからとどまるところを知らず、一時期は「ハンバーガー65円」という設定もありました。驚くほど安いですね。それでは、このハンバーガーの原価というのは一体、どれほどなのでしょうか？
　 まず原価といってもいろいろあります。何も、原材料価格だけが、原価ではありません。輸送費や、燃料費などもまた、原価のうちです。店舗の賃料や店員の人件費は、製造原価には含まれません。ですが、製造原価に含まれるものは、材料費だけではないのです。

　一般的には、飲食店の原価構造とは、価格の３割が製造原価、３割が賃料、３割が人件費で、残りの１割が利益だと言われます。

　マクドナルドのような大規模展開をしているチェーン店ですと、原価を下げるために、一括仕入れ、工場での一括生産などはもちろんのこと、これらを世界レベルで行っており、私たち一般消費者がスーパーで食材を買ってくるのとはまるで原価構造が異なります。ですので、65円でハンバーガーを作るのは、そのような企業努力やスケールメリットがまさに可能にしていると言えるのでしょうね。

（中国からの流出情報としてネットにあった情報）
マックフライポテト(S) 約14円
ハンバーガー 約28円
フィレオフィッシュ 約41円
ビッグマック 約65円