最近ではスーパーの店頭でも普通に見られるようになった「モロッコいんげん」。その太くて平べったい独特の外観は、付け合わせとしての存在感や見応えもあり、それでいてクセのない味と歯ごたえが人気の食材です。 モロッコいんげんは、長さがあるので、つい切ってから茹でたくなりますが、それは良くありません。栄養分が切り口から流出するだけでなく、サヤの内部にまでお湯が回り込んで、ゆであがりがグダグダになってしまいます。切らずに茹でましょう。 茹で時間ですが、大きな外観のわりには火の通りが早いので、 沸騰した湯に入れて1分も茹でれば十分です。余熱で火が通りますので、味見して「少し堅い」と思っても、それが引き上げ時です。 また、絹さやと同様に、バター炒めにしても合います。絹さや、普通のいんげん、アスパラガス、赤パプリカと共にバターで炒めると、色合いも良く、栄養満点の野菜メニューになります。