電子メールには、不思議と「転送」という機能がついています。メールソフトでも、携帯電話でも、受け取ったメールを他のアドレスにそのままそっくり送れてしまうという、考えようによっては恐ろしい機能です。 かつては、コミュニケーションといえば会話と電話でしたから、転送の心配はありませんでした。しかし、今は、自分のメールが他の思わぬ人に転送されることをリスクとして想定しなければなりません。クラスの誰かに送ったメールが、クラス中の全員に転送されていて笑いものになる---なんてことは避けたいですね。 まずもってこの「転送」という機能は、自分に来た私信を他人に転送するための機能ではありません。自分自身の別のメールアドレスに転送するときなどに、使用を限定するべきです。 もしメールを他人に転送するときには、ひとこと断って許可を得てから転送するようにしたいものです。勝手に転送するのは、 人身にもとる行為。口が軽い奴だと非難されても、仕方のないことです。