警察官は、公務員ですから身分と収入が安定していて、結婚相手としては、安心できます。ただの役人と違って、正義を守る警官という立場は、それ以上に信頼ができる頼りがいのある相手というように思うかも知れません。

　確かに警察官は、武道や実戦の訓練をつみますので、身を守ってくれるという面では、平均的な日本人男性に比べて、強く、便りになる存在です。しかし、昨今の大量に明らかになっている警察不祥事からも分かるように、正義感という話になると、他の公務員と比べて特別高いのかについては、良く分かりません。要するに、「中には悪い人もいる」という点においては、他の職業と何ら変わらないでしょう。

　警察という職業は、家系に大きく影響があり、親戚にやたらと警察関係者が多い「警察一家」「警察家系」なるものが多いのもまた事実です。ですから、親戚づきあいなどの中で、職業が警察に偏り、警察ムラの常識で会話や行事が進むことに、うんざりするかもしれません。警察の常識は、一般人の非常識でもあります。

　また、親戚以外の付き合いにおいては、「警察関係者だ」と知られると 一定の距離を置かれがちで、子供の学校の父兄やPTA活動、またそれ以外の地域の付き合いにおいても、なかなか腹を割ってくれない、敬遠される可能性があります。これが、警察関係者が警察どうしで寄り合う一つの理由であり、警察以外から一歩遠ざかった人生を歩んでいくことになることを覚悟する必要があるかもしれません。