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昨今のテレビ局は、どの時間帯度のチャンネルを回しても、ニュースともワイドショートもつかない「情報番組」であふれています。こういった番組には、毒にも薬にもならないコメントを発する「コメンテーター」なる人が出演していることが普通です。
元来、「コメンテーター」などという職業はありません。専門家として解説するならともかく、専門分野でも何でもない人にいちいち感想を聞く意味などあるのでしょうか?
今や伝説のニュース番組「ニュースステーション」で小林さんという男性が久米宏の隣に座っていましたが、コメンテーターの走りと言えるでしょう。
最近の子どもでは、テレビには出たいが歌も芝居もできないという人たちを中心に、コメンテーターになりたいという子が増えているといいます。しかし、コメンテーターという職業はありません。みんな本業を持っていて、しっかりと仕事をしているのです。コメンテーターになるにはどうしたらいいか?と言っても、なろうと思ってなった人なんていないでしょう。
コメンテーターになるための王道はありません。
卓越したコメンテーターというのはいないし、不要だからです。比較的コメンテーターになりやすい、大学教授や学者、作家、会社経営者になり、あとはマスコミ関係者にパイプを作ってテレビに出たい旨をことあるごとにアピールしておくことでしょう。そのうちお声がかかればラッキーと考えるしかありません。
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