企業の採用面接で、ここぞとばかりリーダーシップをアピールしようとして失敗する例があとを絶ちません。面接ではいかに学生時代にサークルでキャプテンだったとか、そんなことを主張するためにダミーのサークルを立ち上げて部長の肩書きをつける例もあるくらいです。 座談会ともなれば、われこそにとリーダーシップを争って、共倒れに終わることも良く見られる光景で、これはもはや座談会ではなく、ケンカです。採用担当者もあきれかえってしまい、内定どころではありません。 まず、面接官はそういった「リーダーシップアピール」をしたがる学生ばかり見ているのでウンザリしています。ハッキリいって、好感が持てず、その時点でマイナスポイントだと思った方が良いです。 リーダーシップは、変にアピールしなくても自信に満ちた話し方や表情ににじみ出て、すぐに分かるものです。初対面の数人でも、1分も話せば誰がリーダー役かすぐに分かりますね。それと一緒です。 ですから、リーダーシップのある人は無理にアピール しなくてもすぐに採用担当者には分かりますし、リーダーシップのない人はいくらアピールしても滑稽なだけなので、他の点をアピールして下さい。 企業は、「船頭多くして船山に上る」では困るので、何もリーダーシップのある人ばかりを何十人も採用しようとしているわけではありません。