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近頃、会社の飲み会、ことさら忘年会や歓迎会などが「実質的に強制参加」であって、出たくないのに出なきゃいけないのが不満だとする若手社員が増えていると言います。
原理原則から言えば、飲み代を会社が負担せず、勤務時間外にやる飲み会には、どう考えても参加義務はありません。ですから、「納会」のようなものは、最終日の勤務時間内の1時間程度を使って、事業所内(食堂など)で行なうようなケースも多く、これは参加を拒否できません。
日本には昔から「飲みニケーション」なるものがあり、これが高度成長期の日本企業の強さを支えた一つであることは疑いがありません。欧米では、勤務時間外は会社の人とはつき合わず、プライベートな友人と過ごすといいますが、高度成長期に日本企業が欧米企業を凌駕していたことを考えると、職場の同僚や上司との飲み会が、会社のためにいかに役に立っていたかが分かります。
そのような時代は、ほぼ毎日、会社の人と飲み会だったのです。
そこへいくと、年に1回や2回の忘年会などに文句を言っているような若年層は、どう考えても甘ったれです。強制だから参加するのではありません。行きたくなければ行かなければいいが、「参加したくない」と考えること自体がどうかしているのです。
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