年末には大型特番の長寿番組がいろいろありますが、クリスマスの隠れた長寿特番といえば、毎年深夜に放送される「明石家サンタの史上最大のクリスマスプレゼントショー」ではないでしょうか。クリスマスイブをさみしく一人で過ごしている人向けという感じでしたが、最近ではファミリーものの投稿も増えているようです。

　この番組の魅力は、ガヤガヤとうるさい特番が多いこの時期に、基本は明石家さんまと八木亜希子の二人と電話の主だけで落ち着いた雰囲気でやっていることです。また、当然、八木亜希子ファンにとっては一年の中で貴重な、彼女の出演を見るチャンスです。というより、電話に出た人は「八木さんのファンです」と一応言うのが、一種、お決まりのルールと化しています。「八木アナのどこが好きか」と聞かれたら「別に」と答えなくてはなりません。

　最近では、なぜか元ピッチャーの木田優夫がトナカイの格好をして立っているのが定番となっており、また、村上ショージや松尾伴内もレギュラー化していますが、いずれも出演者とは言えず、商品説明のときにうつる程度。

　この番組の蛇足といえば、視聴者参加型の番組なのに、 芸能人枠があって、芸能人が電話で長々と不幸自慢をすること。この点は興ざめという人も多いのではないでしょうか。