「意味分かんない」を連発する若者、急増。

　テレビ番組「有吉・マツコの怒り新党」で、有吉弘行が言っていました。「キモイ」「意味分かんない」このふたつは、最強であると。何を言ってもこれを繰り返している限り、自分の方が上の立場を保てるのだ、と。だから、バカはこれを繰り返していると。

　それもそうですね。「意味分かんない」というのは、文字通りに解釈すれば、意味を理解することができないと言うことで、自分の方がバカだと言っていることになります。ですが、暗に、「アンタの言ってることは支離滅裂で意味不明だ」と、自分が理解できないことを、相手のせいにしようという試みなのです。

　有吉は、自分で言っていましたが、「僕は良く人を追い込むので、こう言われる」のだそうです。つまり、「意味分かんない」は、追い込まれた人間が窮して発する言葉だとも言えます。要するに、相手がこの言葉を言い始めた時点で、実はあなたの勝ちなのです。

　ですが、負けると逆上するのが、 こういう言葉を連発する人たちの常。かえって怖い目に遭うかも知れないですから、この言葉を発し始めたら、もう相手にしないことです。あなたは、勝った。それで十分ではないでありませんか。