マクドナルドが、100円のハンバーガーをついに値上げして120円にすると報じられました。チーズバーガーは120円から150円に。ついに、価格の適正化が図られる形です。 「ハンバーガーが120円!? 高い!」と感じたなら、マクドナルドの低価格戦略に相当毒されてしまったと言わざるを得ません。120円でも十分安いのです。むしろ、100円は「安すぎて怪しい」の領域です。 ハンバーガー屋はドリンクとポテトで利益を取っていると言われますが、マクドナルドのポテトはSサイズでも、近年、200円前後で大変高価でした。こちらは150円に下げられると言うことですから、全体として値上げになるというよりは、適正な価格体系に改められるのだと受け止めるべきでしょう。 近年のマクドナルドのゆがんだ価格体系は、100円で長時間居座る客などを産み、収益を悪化させてきました。しかし、正に身から出たサビで、「マクドナルドは安い」「100円で居放題」という図式を作ってきたのは彼らですから、自業自得です。 今回の価格変更により、一部のマクドナルドファンは離れていくことになりそうですが、 それはマックにとって望まない客層です。貧乏人は去れ、マックは暗に、そう宣言しているのかも知れません。