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宝くじが当たったときに、一般的に言われていることは、とてもみみっちいものです。「人に話すな」「急に金遣いが荒くなるな」「貯金せよ」「ローンの繰り上げに使う」「老後の生活資金に」……どれも、全く夢のない話です。
宝くじが当たったら一生遊んですごそう、と考える人が多いようですが、3億円当たっても、仕事を辞めて一生遊んで暮らすとするならば、あんまり十分ではありません。仕事をしなくて済むようになった分は確かに特なのですが、反面、生活のレベルは大して変わらず、中流以上にはなりますが、とても「夢」とか「億万長者」というものとはかけ離れています。
老後の生活資金というのも情けない話です。そんなことよりは、もし70歳にして3億円当たったらどう使うと思いますか? 銀座を豪遊したり、世界一周したり、高い外車を買ったり、親族や知人に振る舞ったり、そういった使い方をするでしょう。これが、宝くじがあたったときのあるべき姿です。
ところが、現実には宝くじが当たっても、「一生なくならないための計画」をたててみみっちく過ごし、かえってケチくさくなってしまうのが実態なのです。確かに、仕事をしなくてもいいかも知れないけど、お金がなくなる心配の方がはじまってしまい、精神的には宝くじが当たらないときに比べて本当に幸せになったかは疑問です。
宝くじが当たったら、人に話し、3年で使い切る。そのぐらいの潔さが、
努力で得た財産でなく、宝くじが当たった人にしかできない本当の楽しみというものでしょう。
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