熊本で起きた大地震は、気象庁が「経験なく、今後の広がりも分からない」と、予想を投げ出してしまっている状態です。「中央構造線」と呼ばれる、日本列島をつらぬく大断層帯に沿って震源が広がってきていることから、今後何が起こるか分からない状況のようです。というよりも、「何が起きてもおかしくない」というのが実態でしょう。 そうしますと、ゴールデンウィークの旅行も予定通りで構わないのかという悩みが生じてきます。当然、地震が起きた熊本はもちろん、阿蘇や別府・湯布院・天草・島原などへの旅行は、旅行中の余震や新たな大地震の危険性もありますから、取りやめるのは賢明と言えます。 問題は、愛媛や、紀伊半島、そして岐阜や長野などの中央構造線が近いエリアへの旅行まで取りやめるべきかということです。これはもう、命が惜しければ、わざわざ旅行に行くのはやめるに越したことはないでしょう。家で、レンタルDVDやコミックなどで楽しむというGWの過ごし方もあります。 また、鹿児島やトカラ列島も、現状では警戒が必要でしょう。 但し、自分や家族だけでなく、友人などと一緒に旅行を計画している場合には、迷惑をかけることになるので、勝手にキャンセルするようなことは控えなくてはなりません。