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災難続く歌舞伎界、原因は新歌舞伎座の祟りか

 
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 2010年から2013年にかけての歌舞伎界は、まさに災いの連続でした。11代目・市川海老蔵が、六本木の飲食店で暴行を受けて大けがをした事件は、大きな波紋を呼びました。この件は海老蔵側にも非があった可能性も報じられ、歌舞伎界としてもイメージダウンは避けられませんでした。

 2012年8月には、7代目・市川染五郎が、公演中に舞台から転落して重傷を負う事故も起きました。そして、12月には、18代目・中村勘三郎が惜しまれつつ57歳の若さでなくなり、翌年2月には12代目・市川團十郎も66歳で亡くなりました。

 短期間にこれだけの人材を失いまた、事故・事件で犠牲が出ると、さすがに笑い事では済まされません。何か思い当たる節はないのかといえば、東京・銀座に建設中であった新歌舞伎座のことが無視できません。

 3度に渡り立て替えられてきた歌舞伎座は、歴史のある存在でそのたたずまいも威風あるものでしたが、今回の建て替えは高層オフィスと歌舞伎場の合体したいびつなものであり、金儲けのために歌舞伎をないがしろにしているといわれても仕方のないものです。歌舞伎の神様が怒ったとしても不思議はないでしょう。

 中村勘三郎も、市川團十郎も、新歌舞伎座で演じるのを楽しみにしていたといいます。
しかし、もしこれが怨念や祟りが何らかの作用をしているとするならば、完成直前に命を絶つことになったのは、必ずしも偶然とは言えないのかも知れません。

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