正月料理といえば、いろいろありますが、中でもカマボコ・だて巻き・なると等、魚すり身製品が多く使われます。かまぼこに至っては、紅白かまぼこまで大売り出しになる始末で、価格も高騰し、それでも皆さん有り難がって食べているようですね。 しかし、東日本大震災に伴う福島第一原発事故以来、日本の食の安全はガラッと変わってしまいました。そんな中、敢えていいますと、魚すり身製品は概して危険です。 まず、原料として使う白身魚は、北太平洋産が多く、汚染海域になります。しかも、タラの仲間は深海魚が多く、底魚全般が危険だと言われていますので、気になりますね。 海洋汚染で問題となるのは、セシウムよりもむしろストロンチウムです。ストロンチウムはカルシウムに似ているため、魚の骨に蓄積すると考えられていますので、魚を骨ごとすり身に使う、練り物・練り製品は危険と考えられます。 ストロンチウムは、人間においても骨に蓄積され、 白血病の原因になるのではないかと言われています。原発事故のせいで、フグだけでなく、かまぼこでさえも、かまぼこ食いたし命は惜しし、という世界になってしまいました。それにしても、だて巻きのない正月はさみしいものです。せめてベクレルが表示されているか、原料原産地が大西洋のものが見つかればよいのですが。