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六曜は本来、生活に密着したものですが、昨今では冠婚葬祭程度にしか気にされなくなりつつあります。しかし、今でもカレンダーに六曜が書かれていることは珍しくありませんから、いかに人たちが、六曜に気を遣っているかということも見て取れます。
さて、大安や仏滅ほど分かりやすくない六曜に、「赤口」があります。赤口の読みは、「しゃっこう」が一般的ですが、他にも何通りかの読みがあります。午の刻(午前11時ごろから午後1時ごろまで)のみが吉で、それ以外は凶だというのが一般的な解釈です。
従って、赤口に結婚式をやるならば午前11時開宴に限ると考えたくもなりますが、ちょっと待って下さい。披露宴だけが午の刻であれば良いわけではありません。一般的な披露宴で2時間半ですからこれだけではみ出してしまいますし、ましてや挙式まで含むとどう考えても収まりません。
ですから、赤口に結婚式を挙げるのは、披露宴をやらない場合のみと心得た方が良いものと思われます。
午の刻以外は「凶」ですから、昼時のほんの2時間以外は仏滅も同然の日なのです。
ましてや、仏滅を避けて赤口の昼下がりに挙式をするのは意味のないことと考えられますから、それなら割り切って式場の安い仏滅にしてしまった方が、得というものです。
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