かつての日本に比べると、親や上司が世話をしてくれる「見合い」は減ってきたこともあり、結婚相談所で知り合って結婚するケースというのが目立つようになってきました。こういった夫婦は、知り合ったきっかけが「結婚相談所だった」ということを公言するものなのでしょうか？

　知り合ったのが結婚相談所だったことを隠したくなる気持ちは、分かりますね。結婚相談所に行くということそのものを、何となく「恥ずかしい」と考えるからです。それは、「結婚を焦っている」とか、「周りの異性が誰も相手にしてくれない＝もてない」というように考えるからでしょう。しかし、単に出会いが少なく、良い縁がなかっただけかもしれません。もう一つ、「理想が高い」というケースもありますが、結婚相談所の係員のおばさんは、巧みな話術でその高い理想を下げてくれることでしょう。

　一方で、本当に自分たちの結婚に自信があれば、隠す必要などありません。むしろ、結婚相談所に出向いたおかげで、最高の幸せを手に入れることができたのだと、胸を張っていえばいいからです。

　隠したい場合の方法ですが、定番の口実としては「友達の紹介」でしょう。また、 「見合い」というのもアリですが、見合いそのものを隠したいケースもあります。むしろ、絶対にボロが出ないウソとしては「ナンパ」です。といっても、街の往来で声をかけたのではなく、「ドトールでたまたまとなりの席で……」といったような感じでも良いのです。