結婚情報サービスに入って結婚相手を探すことを恥と考えるかどうかは人それぞれですが、実際問題としてはそう考える人が多いようです。結婚情報サービスで知り合って結婚した場合、結婚式などでは「知人の紹介で知り合った」などとウソをつくのが普通です。 結婚情報サービスそのものは、秘密厳守ですから、業者から情報が漏れることは考えにくいです。会員リストのようなものが外部流出してニュースにでもなれば、この業種の性質上、致命的な打撃になるでしょう。 しかし、サービスの性質上、異性の会員には、どうしてもばれてしまいます。知り合いの異性が入会していれば、その人にはばれる可能性があります。しかしこの場合は「お互い様」なので、さらに他の人に漏らしたりはしないでしょう。 深刻なのは、そういったケースではありません。こういったサービスでは、異性の経歴 (出身校や勤め先など)を見ることができます。例えばA子さんが、○×商事に勤めている異性のファイルを見て(もしくは実際に会って)、A子さんがたまたま元もと知っていた○×商事の知り合いに「△▽さんって知ってる?」などと話題に出し、情報を漏らすようなことが実際にあります。こうして、結局ばれて、広まってしまうのです。 これは防ぎようがないことなので、やはり、入っていることをずっと内緒にできるとは思わない方が良いでしょう。結婚情報サービスで活動していることや、結婚情報サービスで知り合って結婚したことは、いずれカミングアウトしなければならないのです。