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住宅街の中の急な坂道の道路には、滑り止めのために○を並べた模様が付いていることが多いです。子どもにとっては、これは格好の遊び場になりますね。
「ジャンケン、ポン!」「チヨコレエト」と叫びながら、輪をひとつずつ進んでいくあの遊び。グーで勝つとグリコ、チョキで勝つとチョコレート(ョも1文字でなぜか6マス進める)、パーだとパイナップルで6マス。グーだけ3マスで損なのですね。
最近では、高度成長期に比べるとチョークで道路に自由に絵を描いたり「ケンパ」用の○を書くということも少なくなりました。昔はそれこそ、道路は子どもたちのカンヴァス。雨が降るまで消えないチョークの絵はあちこちにあり、おまけに水で消えない「ローセキ」なるもので道路に書く子供も居ました。
また、丸の模様の付いた坂は
、子どもたちにとっては、「丸一個ずつ、丸一個ずつ」などといって膨大な時間をかけて一個一個踏んでいくなどというバカな遊びにも。子どもたちの下校にかかる時間は、無限大だったのです。
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